ご挨拶
名古屋市立大学
大学院医学研究科
脳神経科学研究所 所長
澤本 和延
概要
脳神経科学研究所は、脳神経科学領域における基礎研究推進を目的として、2019 年10月に設置されました。
脳の細胞や神経回路の発達機構や機能を解明するとともに、様々な脳神経疾患の病因・病態解明と診断・予防法の研究、さらには創薬・再生医療など治療法の開発に取り組んでいます。分子・細胞・個体レベルの様々なアプローチによる多角的かつ高水準の脳神経科学研究によって、超高齢社会で増大する認知症・脳卒中などの加齢脳疾患や、社会的関心が高い神経発達症、精神疾患、脳腫瘍などの克服を目指します。
研究
腫瘍・神経生物学分野、神経毒性学分野、神経発達・再生医学分野、認知症科学分野、神経発達症遺伝学分野および認知機能病態学寄附講座分野の6部門で脳の機能解明ならびに脳神経疾患の克服を目指した最先端の研究を推進します。
教育
学部生・大学院生など若手研究者に対して脳神経科学の高水準の教育・研究指導を行い、国際的に活躍する脳神経科学研究者を育成します。
社会貢献
基礎研究の成果を臨床研究・実用化につなげるため、学内外の研究施設・病院と協力したトランスレーショナル・リサーチや産学連携研究を推進し、社会へ貢献します。
組織図
沿革
昭和62年 | 分子医学研究所開設 第1番目の部門である生体高分子部門設置(基礎医学教室第3期棟内:現在の病院中央診療棟の位置) |
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平成元年 | 生体制御部門設置 |
平成4年 | 分子医学研究棟完成( 現在の脳研の位置:昭和60年設置のR I 施設に増設) |
平成6年 | 分子遺伝部門設置 |
平成15年 | 大学院化に伴い、生体高分子部門は生体防御学分野、生体制御学部門は分子神経生物学分野、分子遺伝部門は細胞分子生物学分野となる 分子毒性学分野設置 |
平成19年 | 生体防御学分野から展開医科学分野へ名称変更 再生医学分野設置 |
平成26年 | 展開医科学分野から遺伝子制御学分野へ名称変更 |
令和元年 | 脳神経科学研究所設立 新たな5部門に改組 |
令和3年 | 認知機能病態学寄附講座分野設置(6部門に) |
令和6年 | グリア細胞生物学分野が腫瘍・神経生物学分野に名称変更 |